結納式の手順

「1」男性側が結納品を飾ってください。

六曜の大安や、先勝・友引。あるいは両家の佳き日を選んで、午前中に11時頃女性宅〔場合によってはホテル、料亭、結納式の行える場所〕に持参して、床や部屋の上座に毛氈を敷いて結納品を飾ります。玄関や入口などでは改まった挨拶はせず、「宜しくお願いします」「お世話になります」「お床を拝借いたします」ぐらいにして、すぐに飾り付けをして結納式を始めます。〔おみやげ結納やおみやげの品も一緒に飾ってください。〕

 

「2」両家着席、男性側が茂久録を女性側に納めてください。

中央に飾った茂久録を、女性側の父親の前に差し出してください。〔広蓋の右上と左下を持ち、畳から少し浮かせて時計回りに二度に分けて回し、正面を相手に向けて差し出してください。〕席に戻ったところで、父親が挨拶をてください。男性側挨拶

 

「3」女性側が茂久録を確認し、受書を男性側に納めてください。
上に掛けてある袱紗をとって、茂久録の中身を取り出し、両親、本人と順に茂久録の内容を確認します。中身を閉じて茂久録を元の位置に置き、「2」の場合と納める立場が入れ替わって、受書を男性側の父親の前に差し出します。席に戻ったところで、父親が挨拶をしてください。女性側挨拶
「4」男性側が受書を確認し、指輪を贈呈してください。

受書を開いて内容の確認をして父親が挨拶をしてください。男性側挨拶
結納飾りの前にお二人が出て、結婚指輪を贈呈してください。

 

「5」会食、お開きにしてください。

結納の儀式が済めば、挙式や披露宴のことなどについて歓談してお開きにしてください。

 


一連の受け渡しの所作は、母親が行い、挨拶は、父親が行ってください。

儀式の間は座布団をあてず、挨拶する時には扇子を前に置いてください。